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  • 2014.03.25 Tuesday
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LOVE TAMBOURINES(ラブ・タンバリンズ)〜「珠玉の一枚」とそのジダイ。〜

Do You Remember "LOVE TAMBOURINES" ?


もしリアルタイムで知ることができなかった方には
Please Listen "LOVE TAMBOURINES"。
「Shall We?」も付けようかと、思うほど素晴らしいオンガクだ。

そもそもどうやって知ったんだろう?
「渋谷系」と言われるアーティストの
LOVE TAMBOURINES(ラブ・タンバリンズ)を。
その頃から好きだった、カヒミ・カリィ
パーソナリティをつとめてたNHK-FM「music pilot」
(ミュージックパイロット)で知ったんだっけか。
あまりに昔のことなので自信がない。

少なくても、

ライフ+5
ライフ+5
カーディガンズ,ザ・カーディガンズ

の名曲中の名曲「Carnival」はそのラジオで知った。
カヒミがオンエアした時は、そのメランコリックで素朴なサウンドに
ココロが知らないトコロまで持ってかれた。
今でもサビなら歌える。
 
 「ア〜イウィルネバノウ〜♪コシュ〜〜♪ネバショオ〜♪」
 I will never know cause you never show
 「カモネ♪ラヴィナ〜♪カモネ♪ラヴィナ〜♪」
 come on and love know,come on and love know,

それはともかく。

>'95年 パリに住まいを移すまでの1年半、NHK FM毎週金曜日OAの番組
>「ミュージックパイロット」のパーソナリティーを担当
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Profile/A017462.html

ってことは93年6月頃からか。

 蛇足:放送期間を知るためgoogleで
 検索かけてたら、Wikipediaで
 カヒミの本名と年齢が分かってしまい、
 「秘してこそ花だよ・・」て思いました。
 それにしても・・・・。すごい苗字。
 比企(ひき)って。

まあそれはともかく。

確か、LOVE TAMBOURINES(ラブ・タンバリンズ)との出会いとなった曲、
「Spend The Day Without You」は94年のリリース。
画期的なシングルだった。

Midnight Parade
Midnight Parade
LOVE TAMBOURINE(1994/CLUE-L RECORDS)

1.Midnight Parade
2.Spend The Day Without You
3.Secret Summer
4.Baby Why

「Spend The Day Without You」を聴いた時、
大げさな表現だけど生まれて初めて
「ブルース」(哀愁)を感じた。僕はまだ高校生だったはずだ。
なにより「Spend The Day Without You」の意味は、
英語の偏差値がここでは書けないほどの
無残な語学力でも充分理解できた。
男子校に通ってたくせに「Spend The Day Without You」なんて
フレーズにヤラレていたのだ。
R&B(リズム・アンド・ブルース)の「B」って、
このことかとその当時思った。多分それが初体験。
「R&Bとヒップホップとラップとソウルの違いとはなんでしょうか」
と聞かれても未だに僕は返答に困るけど。

(たぶん模範解答は、http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1013088

「渋谷系」という言葉がオンガク業界を席巻してた頃だ。
代表選手は、ピチカート・ファイヴ(野宮真貴・小西康陽)、
オリジナル・ラヴ(田島貴男)、
フリッパーズ・ギター(a.k.a.小沢健二・小山田圭吾a.k.a.コーネリアス)。
そして同世代で、小沢健二の「LIFE」

LIFE
LIFE
小沢健二,スチャダラパー

1. 愛し愛されて生きるのさ
2. ラヴリー
3. 東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディ・ブロー
4. いちょう並木のセレナーデ
5. ドアをノックするのは誰だ?
6. 今夜はブギー・バック(ナイス・ヴォーカル)
7. ぼくらが旅に出る理由
8. おやすみなさい,仔猫ちゃん!
9. いちょう並木のセレナーデ(リプライズ)

を知らないなんて、まずあり得ないだろう。

いやいや、マイナーなユニットならまだいたはずだ。
カジヒデキ、
ニール&イライザ、
ファンタスティック・プラスチック・マシーン、
etc etc......
LOVE TAMBOURINES(ラブ・タンバリンズ)はその女王だった。

 いやそもそもこのコトバ(「渋谷系」)、知ってましたか?
 多分、あなたの知っている今の「渋谷」じゃないですよ?
 どんなにマニアックかつ早熟でも
 上に挙げたアーティストが
 メディアをそれなりに騒がせたことを
 リアルタイムで知っていた人は
 25歳以上だと思います。

今でこそ東京都渋谷区宇田川町周辺は、
稀に見るレコード屋乱立の街だけども、
(今でも僕は渋谷にはレコ屋以外、用はない。)
今じゃ、「シブヤケイ」って発音するだけで
カミソリの上に座ってるような居心地の悪さを感じる。
時の流れとは本当に残酷無比だ。
 
振り返ってみれば「渋谷系」とは、
団塊ジュニア世代の(自称/他称)「オシャレ」な層の
薄い財布から数千円をお布施させる、
期間限定のマジックショーだった。
少なくても後期は。
そして渋谷区宇田川町周辺におけるレコード屋乱立時代が
始まった結果、聴き手と送り手双方による
余りに多様な音楽の消費によって
「渋谷系」はその「系」たる
統一性を自ら失い、そして消えていった。

しかし、バブル崩壊の傷もいえていない時代にあって
何故ああも、ユースカルチャーは爛熟し切っていたんだろう。
いつの時代も振り返るとそんなものなのか?
今考えると不思議で仕方ない。
オンガクを含むその他のユースカルチャーを顧みれば
たかだか「運動靴」であるNIKEの「AIRMAX95」が
日経平均株価を嘲笑うかのように、その小売価格を吊り上げ、


↑エアマックスタソ

エアマックス狩りなる、運動靴専門恐喝者が発生する騒ぎとなってたし、
安室奈美恵やら浜田雅功が「ファッションリーダー」の地位をまんまと占め、
ボロ雑巾のようなジーパンに破格の値段がつき、
「ミリオンヒット」というコトバがその価値を下げて下げて下げまくった。
そう。あの「内輪会系小室一家」の全盛期だ。
その共犯のAVE(rya
個人的には、まじで「フザケンナ」と感じていた。
ああ。そうそうtohkoとガッコですれ違った事あるよ。
それぐらい「ミリオンヒット」は珍しくもなんともない時代だった。
いわゆるマジョリティ(多数派)に支持される
「芸能オンガクシーン」で健闘してると感じたのは
スピッツの『ロビンソン』と、あと、え〜と・・・・。

 「(東京都渋谷区)宇田川町の外資系CDショップを
 中心とした半径数百メートルで流通する音楽」
 
とロック評論家の田中宗一郎に酷評された「渋谷系」。
しかし一時期は
上に挙げたようなカルチャーのカウンターに
存在した(はずだ)。
だから、僕は「渋谷系」が次々とリリースする新作に
手を出し、耽溺した。

 現在ではあまり使われなくなった言葉だが、
 90年代のポップ・ミュージックから引いては
 サブカルチャー全般に及ぼした効果は
 (その負の部分も含めて)多大なものがあると言える。
 http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%C2%C3%AB%B7%CF

随分、冗長に書いてきたが、やはりこの引用に尽きる。

その負の部分に対して、やはり受け手も共同正犯だった。
ええ。僕もです。
自称・「オサレ」サブカル好きのスノッブ野郎じゃ
なかったかといえば多分NO。

 [Snob]
 俗物。社会的地位や財産などのステータスを崇拝し、
 教養があるように上品ぶって振る舞おうとする人。
 学問や知識を鼻にかける気取った文化人。
 また、流行を追いかける人。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%CE%A5%C3%A5%D6

まあ、ブームとはそのようなものだと思う。
しかし、洋楽より邦楽がかっこいいと公言できるように
なったのはこの頃からじゃなかっただろうか。
例えばその独自な立ち位置にいて2007年現在、
第一線で活動している「LOVE PHYCHEDELICO」。
ある意味で、Rock版「LOVE TAMBOURINES」じゃないか?
両方とも、ネイティブな英語駆使した女性ボーカルの
存在感抜きにして語れないと言う意味で。

本当に長くなってしまった。本題に。
90年代後半からのサブカルチャーを語りだすと
個人的にきりがない。

LOVE TAMBOURINESのヴォーカリスト、ELLIE。
その”日本人離れした”という表現すら軽く感じてしまう、
黒くてセクシーで聴き手のソウルを揺さぶる声。
時には手放しのファンクネス。
時には豪奢すぎるほどのメロウ。
そして時には本当の悲しみ。
そこには、ひとの持つ美しい感情が全て揃っている。

彼女がいなければmisiaも、
その後の「ディーヴァ」(歌姫)系ヴォーカリストという
シーンにおける位置の確立もなかっただろう。
それだけの存在感と実力があった。
その意味では本人に自覚があろうがなかろうが
UAだって宇多田ヒカルだって、
彼女が敷いたレールからの分岐だ。
そしてそれは
 
 「今、日本にはn人のディーヴァがいますと外電で
 発信されたらどうするんだろう」
 
というような趣旨の皮肉を吐いた、ナンシー関の危惧の通りになった。
小柳「ドンキ・ホーテ」ゆきに至るまでは
もう、何をかいわんや。
「ディーヴァ」のCDが、1000円均一で投げ売りされる日も来るだろう。
あ。もう来てるか。

1995年2月にリリースされた、最初で最後のフルアルバム。

ALIVE
ALIVE
Love Tambourines

1.Love Alive
2.Free Your Mind
3.Dirty Blood
4.Call Me Call Me
5.Cherish Our Love
6.Marry Me Baby
7.Let Me Love You
8.It's A Brand New Day
9.Mama Don't Cry
10.Rain
11.I'm Alive

できることなら1曲1曲思いを語りたい。

「ALIVE」はインディーズとしては
大ヒットの10万枚のセールスを記録した。
10万枚?大したことないじゃん?
あんた、人生損してるよ。
セールス数がそのままイコールオンガクへの
評価として直結しないこと。
「渋谷系」の拡散と盛衰からせめて何か
学ぶべきところのひとつは
まさにそれだろうと思うけど。

まさに珠玉の一枚。
もう一度言おう。珠玉。
捨て曲無しの奇跡に近い、10万枚の金字塔。
名盤中の名盤。

素晴らしくメロウな統一感。
そして時折、聴き手を襲うファンキーチューン。

「2.Free Your Mind」。これだけ気持ちが高揚される曲があるだろうか。
(全曲素晴らしい英語で歌われるが、文字起こしが辛いので和訳のみ。)

 YOYOYO
 ねえみんな言わせてちょうだい
 自由にならなきゃ
 本当の自分にならきゃ
 私と話がしたければ
 私と踊りたいなら
 マインドをフリーにして 魂を解き放して!
 準備はできてるわ
 
 
もしかしたら究極のSWEETレゲエかもしれない
「4.Call Me Call Me」。
これは素晴らしすぎるので
シングルが切られた。
売れるからシングルカットするんじゃない。
いい曲だからシングルカットする。青臭い理想論だけど
それが大切なことだと思う。

Call Me Call Me
Call Me Call Me
Love Tambourines
1. call me call me
2. call me call me(version)
3. marry me baby

女性の喘ぎ声をサンプリングしたハウスクラシック、
LIL LOUISの「French Kiss」と同じぐらい、
いや、それよりもエロティックなナンバー「7.Let Me Love You」。
男性器を例えて「funky fruits」(対訳は「いけない果物」)と、
セクシイな含み笑い気味に歌う。
音の媚薬。

そして、アコースティックギターとELLIEのヴォーカルのみで
紡ぎだされた3分弱の奇跡。「10.Rain」。
奇をてらった単語などひとつもない。
ただただ胸を打つ。
 
 
 Wash a way my tears and pain
 Take my blues away
 Take me to the better place

 Theres's no friends it's dead end
 Who knows me like the moon in a day

 Save my soul and save my heart
 From the cold cold world
 I wanna foeget all the hurts me
 Wash a way my tears and let it rain
 Oh rain
 Oh rain

 I wanna sleep like a child
 With listening your lalaby
 I wanna be like a baby in mother's arms
 I'm alone now I don't know how
 Who cares my tears like the rain
 
 
ラストの「11.I'm Alive」。
もう僕は何も語らない。「生」の雄雄しさがここにある。

まるでその功績を後世まで伝える記念碑のように、
ラヴ・タンバリンズのファンサイトがネット上に今も静かに残っている。
ブログではないし、掲示板もないWebページ。
その名も「LOVE TAMBOURINES ALIVE」
そう、まさにLOVE TAMBOURINESによる
オンガクの魔法は今も「生きている」。

そのわずか4年という短さと完全さを過不足なく伝えているので
興味のある方は是非。
ちなみにこのエントリの冒頭に掲出した
「Do You Remember "LOVE TAMBOURINES"?」はこのサイトから
拝借しました。



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  • 2014.03.25 Tuesday
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  • 23:59
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コメント
ラヴタンバリンズ
大好きだったな〜
よく車を運転する時に
聞いてました。
今でもiPodに入ってます。
  • gyuu
  • 2007/04/13 3:25 PM
エアマックスがりは、小学生か中学生の時にニュースになってたなぁ。
3amopさんとは繋がらないと思いますがDEENから入って、F.o.v、WANDS、ガンダム系、右派系になって、ここの処、音楽聴こうとも思わなくなってしまいますた(つД`)=з
  • drz
  • 2007/04/13 6:35 PM
>gyuuさん
>ラヴタンバリンズ
>大好きだったな〜

いや、嬉しい限りです。
周りで聴ていた人間がやはり少なくて。(2〜3人)
しかもそのうち一人は
「気取ってるから嫌」という理由で却下w。


drz くん

>DEENから入って、F.o.v、WANDS、ガンダム系、右派系

                 ↑
ここの飛躍は何だ?w何があった?w

>音楽聴こうとも思わなくなってしまいますた(つД`)=з

聴こうよ。いいオオガクはココロにとって大事です。
  • 3amop@「ラヴタンバリンズ最高!」
  • 2007/04/13 11:10 PM
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